ダイナミックDNSサービスについて説明します。





 

  • ダイナミックDNSサービスとは?  

    ダイナミックDNSとはDynamic Domain Name Systemのことで、動的に変化するグローバルIPアドレスに対して、一意のホスト名(サブドメイン)を提供するサービスです。

     弊社のネットワークカメラ(TS-LANCAM)を例にその概要を説明いたします。
      本サービスをご利用になることで、IPアドレスが変化する環境にカメラを設置した場合でも、設定したホスト名でカメラにアクセスすることが可能となります。
     ADSL等の接続サービスを提供しているISP(インターネットサービスプロバイダ)より、お客様に割り当てられるグローバルIPアドレスは、以下のような場合に変化することがあります。

    (1) グローバルIPアドレスが付与されたブロードバンドルータの電源を入れ直した場合
    (2) 一定時間ISPを介しての通信が行われなかった場合
    (3) ISP側の都合により、割り当てIPアドレスが変更される場合

    例えば、111.112.113.114というアドレスが現時点で割り当てられていたとしても、数十分~数時間後には111.112.113.155等に変化している可能性があります。この場合、IPアドレスが変わってしまっているため、インターネット側から、カメラにアクセスできなくなります。


     IPアドレスが変化しても、カメラにインターネット側から常にアクセスできるようにする仕組みとしてカメラにはダイナミックDNS機能が搭載されています。
      カメラのダイナミックDNS機能を利用すれば、ISPより割り当てられるIPアドレスに変化が発生しても、登録済みのホスト名を指定することで、いつでもカメラにアクセスできるようになります。
      ダイナミックDNSサービスはDNSサーバにお客様が登録したホスト名とIPアドレスの対応を、グローバルIPアドレスの変化にあわせて随時(ダイナミックに)更新することで実現されるサービスです。

(1) ISPよりブロードバンドルータに割り当てられるIPアドレスが変わります。
(2) カメラが上記IPアドレスの変化をDNSサーバに自動的に通知します。
(3) DNSサーバでは、ホスト名とIPアドレスの対応を更新し、常にホスト名と最新のIPアドレスの対応を保持。
(4) お客様が外出先等からインターネットを通じて、宅内等に設置したカメラにホスト名でアクセスすれば、DNSサーバにホスト名によるIPアドレスの問い合わせされ、その時点でのお客様のカメラのIPアドレスが自動的に取得できます。これにより、指定のカメラにホスト名でアクセスすることが可能となります。
   
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